トランプ氏に必要な質問はコレ、世論調査専門家がディベート成功の鍵を分析

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接戦が予想される大統領選で、世論調査の専門家フランク・ランツ氏は、9月10日にフィラデルフィアで開催される大統領討論会が、最後の決め手になるとの見方を示した。

ランツ氏は、2日に放送されたCNNの番組で、60日余りで両候補ができることについて尋ねられると、「ディベートがすべて」と回答。

2人が画面に並んだ際、視聴者は「回答に耳を傾けるだけでなく、ボディランゲージを見ている」と述べ、「侮辱的であるか?誰か腕組みをしているか?話している時に相手を見ているか?彼らのアプローチは大統領らしいと思えるか?」と印象が与える影響について話した。

「トランプ氏は黙り続けることができるか、回答を聞くことができるのか、もしくは全てに反応しなければならないのか。またハリス氏は、心を開いているように見えるか、情報をただ伝えるだけでなく、取り入れようとしているように見えるか」とポイントを挙げた。

「それぞれのディベートのゴールは異なる」としつつも、「最終的には、その場限りではなく、準備が整っていることを証明しなければならない。有権者は今から2年、3年、4年後、誰がわれわれの代表となって欲しいのかを考えている」と語った。

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ハリス氏は、2020年の大統領選予備選の討論会で「輝くことができなかった」と振り返り、今回の討論会では「職務を遂行する能力を証明する必要」があると指摘。トランプ氏は前回の大統領選で、「人格のせいで」、政策上、彼に投票すべきだった女性の票を失ったと述べ、「彼女に無礼を働かないようにすべき」と助言した。

ランツ氏は、トランプ氏は、ハリス氏が「回答できない質問をすることができる」と指摘。「なぜあなたの政権下でインフレがこれほど進行したのか?政策が引き起こしたなら、どのようにしようとしているのか?どう解決できるのか?最も重要なのは、4年前より暮らし向きは良くなっているのか?」と尋ねることだと強調。これらはロナルド・レーガンの質問で、トランプ氏が「率直に聞けば成功するだろう」としつつも、「彼にはその能力がないと思う」と語った。