ロシアFSB毒物開発トップが解任、ウクライナ侵攻批判、情報漏洩原因か

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ロシア連邦保安局(FSB)の科学技術局のトップ、エドゥアルド・チェルノヴォルツェフ大将が解任されたという。同氏は、毒物の研究を行い、職員が反体制派指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏の毒殺未遂事件に関与したとされる科学捜査研究所(FSB NII-2)を監督していた。

ザ・インサイダーによると、公式の説明は定年とされているが、チェルノヴォルツェフ氏のポストに関しては、通常70歳まで勤めることが許されている。英紙デイリー・メールは同氏を52歳と報じている。

FSB内部の情報筋はインサイダーに、ロシア政府は、組織の情報が繰り返し漏洩し、ジャーナリストらの調査報道のもとになったことに極めて強い不満を抱いていたと話している。一方で、あるNII-2の職員は、「キーウに長く住んだ」経験のあるチェルノヴォルツェフ氏は「ウクライナの軍事作戦の開始を非常に残念に思っており、友人に行き過ぎていると何度も話していた」と、明かしたという。

 NII-2に加え、チェルノヴォルツェフ氏はFSBの第8情報保護センター、特殊技術センター、特殊通信局も監督していた。

野党指導者で汚職防止活動家のアレクセイ・ナワリヌイ氏は、2020年8月に神経剤ノビチョクを盛られ、死亡しかけた。ロシア政府は否定を続けているものの、複数の調査報道により、FSBの工作員の関与が示されている。同様の工作員らは、作家ドミトリー・ブィコフ氏や、反体制の政治家でジャーナリストのウラジーミル・カラ=ムルザ氏の毒殺未遂にも関わったとみられている。

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Mashup Reporter 編集部
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