18日、Googleは、1969年に起きた「ストーンウォールの反乱」の歴史保存を目的に、ニューヨークの LGBTコミュニティセンターに100万ドル(約1億1千万円)の助成金を提供することを発表した。
ストーンウォールは、1969年にゲイバー「ストーンウォールイン」に警察官が踏み込んだ際に、バーに居合わせた客や付近住民らが激しく抵抗、「ストーンウォールの反乱」と呼ばれる暴動へと発展した場所。後の大規模なセクシャルマイノリティの権利獲得運動の発起点となった。2016年にはオバマ前大統領によって、アメリカ合衆国ナショナル・モニュメントに指定されている。
発表によると、助成金は、LGBTコミュニティセンターが、国立公園基金と協力のもと、ストーンウォール・ナショナル・モニュメントを広める目的で活用される。「ストーンウォールの反乱」に関わった人々の話を記録するなど、口述の歴史をデジタル化し、オンラインまたは、モニュメントを訪れた人々が当時の体験を学ぶことができるようにするという。また、資金は、全国の学校で使用するLGBTQの市民権に関するカリキュラムの作成にも適用される。