気候危機をジョークに、キム・カーダシアンの「乳首ブラ」に環境団体が抗議

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環境保護団体グリーンピースは、キム・カーダシアンが自身のブランドのプロモーションで、気候危機を笑いのネタにしたとして非難した。

キムは先月、アパレルブランドSKIMSより「乳首一体型のブラ」を発売したと発表した。SNSに投稿したPRビデオには、ヌードカラーのボディスーツを着たキムが登場。PCを叩きながら「地球はどんどん暑くなり、海面も上昇。氷床も減少している」と説明した。続けて「どんなに暑くてもクールに見せることのできる、乳首がビルトインされた新作ブラを紹介します」「ハードな日もあるが、これらの乳首はもっとハードです。そして氷山とは違い、どこに消えることもありません」とアピールした。

このプロモーションに対しグリーンピースは17日、「利益向上のために氷河の融解と海面の上昇をジョークにすることは、何百万人もの人々を壊滅する問題を冷笑することだ」とSNSで厳しく批判した。

ニューヨークポスト紙によると、キムは収益の10%を環境保護団体「One Percent for the Planet」に寄付すると発表しているが、グリーンピースは石油化学製品を売るため「気候活動家の言葉を横取り」していると主張している

SKIMSのプロモーションは「明白なグリーンウォシング(偽善的な環境保護活動)」であり、「気候危機を加速させる有害な利益第一主義のシステムを永続させる」と述べた。

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なお衝撃的なデザインのブラ(62ドル、約9,300円)は即完売したという。

セレブ一家のカーダシアン・ファミリーは、二酸化炭素排出量の多いプライベートジェット機を利用していることでも批判を浴びている。キムの妹カイリー・ジェンナーは昨年、車で40分程度の距離を移動するためにジェット機を利用(乗っていたのはわずか3分間だった)していたことが判明。一般人からは、「われわれは何のために二酸化炭素削減の努力をしているのか分からない」といった声が上がった。

Mashup Reporter 編集部
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