イーストリバー（East River)にかかり、マンハッタンとブルックリンをつなぐ橋、ブルックリンブリッジ（Brooklyn Bridge）は、米国で最も古い吊り橋のひとつ。
ロウアーマンハッタンのスカイラインを一望できる橋は、徒歩や自転車で渡ることができ、旅行客にも人気の観光スポットとなっている。ブリッジまでの行き方と観光のポイントをご紹介。
ランドマークや映画ロケ地として有名
ブルックリンブリッジは、スティールワイヤの吊り橋(suspension bridge)構造としては世界初の建築物で、1883年に14年の歳月をかけて完成した。
二つのアーチがあるゴシック様式のタワーにケーブルがクロスした美しいデザインは、1964年にアメリカ合衆国国定歴史建造物(National Historic Landmark)に、1972年には、土木工学歴史建造物(National Historic Civil Engineering Landmark)に登録され、ニューヨークを代表する建築物となっている。
また、映画「踊る大紐育」(On the Town)や、ウディ・アレン監督の「アニー・ホール」(Annie Hall)、「トランスフォーマー/リベンジ」(Transformers: Revenge of the Fallen)、映画「セックス・アンド・ザ・シティ」(Sex and the City)などの映画ロケーション場所としても有名。
ブリッジへのアクセス
橋は、マンハッタンとブルックリン双方向から渡ることができる。スカイラインを眺めながら渡るには、ブルックリン方面から渡るのがおすすめ。
橋の最寄駅
[マンハッタン側]
・4、5、6ラインのブルックリンブリッジシティホール(Brooklyn Bridge/City Hall)駅
・J、Zラインのチェンバースストリート（Chambers St)駅
・N,Rラインのシティホール(City Hall)駅
マンハッタン側の橋のスタート地点Google MAP
[ブルックリン側]
・N、Rラインのコートストリート(Court Street)駅
・2、3ラインもしくは4、5ラインのボローホール(Borough Hall)駅
・A 、C もしくはFラインのジェイストリート/メトロテック(Jay Street/Metro Tech)駅
ブルックリン側の橋のスタート地点Google MAP
ブルックリン側（コートストリート駅/ボローホール駅）から橋までのアクセス
Clinton St & Montague St と SW コーナーから、橋の入り口まで徒歩約８分。キングス郡最高裁判所（Kings County Supreme Court）を右手に見えるように直進。
ティラリーストリート（Tillary St）に突き当たったら右折。アダムスストリート（Adams St）を左折。
「ブルックリンブリッジ」という大きな看板が見えると、車道中央の道路が、自転車・歩行者専用道路となる。
多くの人が橋に向かって歩いているので、その方面に向かおう。
ジェイストリート/メトロテック駅から橋まで
駅から出たらジェイ・ストリート（Jay Street）を直進。
左手にニューヨークシティカレッジオブテクノロジー（New York City College of Technology）が見えたら、ティラリー・ストリート（Tillary St）を左折。アダムスストリート（Adams St）を右折したら、橋の入り口。
観光のポイント
・全長1,825mの橋は、約30分で渡ることができるが、写真を撮影したりするため、思ったよりも長い距離に感じることが多い。渡る時は、歩きやすいスニーカーで出かけよう。
また、レンタルバイクのシティバイク（citibike）を使うのもおすすめ。
・橋は、歩行者用とサイクリング用に分かれている。サイクリングレーンは早いスピードで走り抜けることもあるので、歩道用を歩こう。
・橋上にトイレや売店は設置されていない。トイレをすませ、水分補給ができるよう水なども事前に購入しておこう。
・橋の上は強い風が吹いており、悪天候の時は、スカイラインも見えないので、天気の良い日に出かけよう。
・警察官が警備にあたっているが、治安面からも、日没後は渡らないほうが良い。人気の少ない橋の写真を撮影する場合は、早朝がおすすめ。