5月に執り行われるチャールズ英国王の戴冠式への参加をめぐり、ヘンリー王子とメーガン妃は、バッキンガム宮殿のバルコニーに、他の王室メンバーらと共に立つことを要求しているという。
夫妻のもとには公式招待状がすでに届いているが、当人たちは出席の有無を明らかにしておらず、動向が注目されている。
英紙ミラーによると、王室の情報筋はOKマガジンに、国王が戴冠を終えた後、ウェストミンスター寺院からバッキンガム宮殿まで行進が行われると説明。宮殿に到着すると国王が他の王室メンバーと共にバルコニーに立ち、群衆に手を振るが、ヘンリー夫妻は、ここに自分たちを含めることを要求しているという。
ただし、バルコニーは現役で公務を担う王室メンバーに限定されるのがしきたりで、昨年6月のエリザベス女王の在位70年を祝うプラチナ・ジュビリーでも、2人の姿はなかった。
情報筋はまた、夫妻が、自身の子供たちの参加をめぐって、王室側と対立しているとも明かした。
争点は、ウェストミンスター寺院での戴冠式への参加の有無ではないが、夫妻は、当日他の王室メンバーらと一緒に過ごすことを求めているという。
長男アーチーくんは、5月6日の式典当日にちょうど4歳の誕生日を迎える。
バッキンガム宮殿では、二人が要求が受け入れられるまで招待を受けず、歴史的なイベントが混乱に陥ることを懸念しているという。そのため、交渉をできるかぎりすばやくまとめ、こう着状態を打開しようと努めているという。
冷遇される可能性も
英紙The Sunによると、王室メンバーのある友人は、二人が出席した場合、冷たい扱いをうける可能性があると話している。
式典で遠くの席に座ることを望む声もあるといい、友人は「多くの親族から冷遇されるだろう」と指摘。「家族の多くは彼らに関わりたくないと思っている。戴冠式で会うのは仕方がないが、お付き合いはしたくないと思っている」と語った。
ヘンリー王子のみが出席し、メーガン妃は見送るといった憶測もある。故ダイアナ元妃に10年以上仕えた元執事は、今月Closer Magazineのインタビューで、「2人そろって出席すれば、相当居づらいだろう。メーガン妃にとっては特に」とした上で、「そんな空間にいられるほどメーガン妃は勇敢でも強くもないと思う。自分が犠牲を強いてきた家族と目を合わせなければならないのだから」と主張。「ヘンリー王子は1人で出席するかもしれない」と語った。