ヘンリー王子とメーガン妃は、長男のアーチー君に授けられた称号を断っていた。英テレグラフが報じた。関係者が同紙に語ったところでは、アーチー君には、スコットランド貴族の「ダンバートン伯爵」(Earl of Dumbarton)という称号が与えられる予定だった。
しかし、名前に「dumb」(米国で、ばかのスラング)が付いているために、いじめられたり、からかわれたりすることなどを恐れ、辞退したという。メーガン妃だけでなく、ヘンリー王子からも同様の指摘があった。
なお、ダンバートン伯爵の称号は、1675年に初めて創設された。
先日チャールズ皇太子は夫妻に対し、アーチー君に称号を与えない旨を伝えたと報じられている。
皇太子は国王に就任した後、納税者の負担を軽減するため、王室のスリム化を検討しており、君主の孫に自動的に称号が与えられないよう法的文章に変更を加える計画だという。
夫妻は子供たちに称号は不要だと考えていたが、ある人物によると、ヘンリー王子は、皇太子が慣習を変え、子供に称号が与えられなくなるのを心配していたと語っている。
メーガン妃は3月、司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビューで、アーチーちゃんを妊娠中、王室の中で「子供の肌の色がどれくらい黒いかに関する懸念や会話」があったと述べた。さらに従来と異なり、アーチー君には称号や警護が与えられないなどの会話がなされていたと明かした。
メーガン妃はこの中で「王子にならなくても良いが、彼は安全である必要がある」と主張。オプラ・ウィンフリーから称号が与えられない理由に関して、人種のせいかと尋ねられると、「あなたの仮定は、かなり当たっていると思う」と答えた。