10日、話題沸騰中のヘンリー王子の回顧録「スペア」が書店に並んだ。
王室の慣例を破り、薬物使用や性体験、家族との確執といった私的な内容が記されているとされる著書は、発売前から報道が加熱。これに、発売を目前に、本人が米英テレビのインタビューに出演したことが重なり、注目度が高まった。メディアの露出の多さは、「ヘンリー疲れ」と報じられるほど。
8日時点で、米書店チェーン大手「バーンズ・アンド・ノーブル」のWebサイトでNo.1にランクインし、米英両国のアマゾンでベストセラー入りを果たすなど、今年一番のヒット本になる可能性もささやかれている。
当サイト記者も、話題の新作を入手しようと、マンハッタン有数の大型書店を訪れたが、意外にも開店前に並んでいたのは10人程度だった。
列の先頭に並んだのは、セレブの回顧録に関するポッドキャスト番組を運営する2人組の女性。キャリーさん(左)は、「これまでNetflixやメディアの情報に触れるのを避けてきた。王室に関しては、私は完全に中立な立場よ」と話した。さらに「王室メンバーが、このような本を出版するのは、全く予期していなかった。この数年間で、最も期待されるセレブの回顧録だと思う。ヘンリーとメーガンにどう感じるかまだ分からないが、メディアを通じてではなく、彼自身の声を聞いてから、誰を支持するのかを判断したい」と期待を語った。
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