ニューヨーク5番街の老舗百貨店ヘンリベンデル(Henri Bendel)は14日、ホリデーウィンドウのディスプレイを披露した。
同ブランドの親会社Lブランド(L Brands Inc)は9月に、5番街の旗艦店を含む全23店舗の閉鎖を発表しており、123年の歴史を誇る同店のホリデーウィンドウは今年で見納めとなる。
本格的なホリデーシーズンのスタートを記念し、同ブランドのイラストを手がけるアーティストのアイザック・ゼノウ(Izak Zenou)を招き、ホリデーコレクションの披露イベントが行われた。
1895年にウエストヴィレッジで誕生したヘンリベンデルは、1913年に5番街で初のラグジュアリーショップをオープンした。米国で初めてシャネルのデザイナー、ココ・シャネル(Coco Chanel)の商品を取り扱ったことでも知られる。
1907年より使用されているブラウンとホワイトのストライプは、同店のトレードマークとなっている。
ヘンリベンデルのイラストは、1960年代には、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)がデザインを手がたことでも知られる。現在、アイザック・ゼノウのほかには、ミーガン・ヘス(Megan Hess)がイラストを担当する。
百貨店は、ドラマ『ゴシップガール』のセリーナやブレアの御用達ショッピングスポットのロケ地として使用された。映画『お買いもの中毒な私!』(Confessions of a Shopaholic)や、『アップタウン・ガールズ』(Uptown Girls)にも登場した。
アリアナ・グランデ(Ariana Grande)や、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)など数多くのセレブも愛用されてきた。
ネームタグから、ポーチスーツケースまで揃うトラベルアイテムも人気コレクションの一つ。
ホリデーコレクションのオーナメント。
Henri Bendel New York
住所: 712 5th Ave, New York, NY 10019 (2019年1月まで営業)
www.henribendel.com