NYの空中庭園「ハイライン」がついに完成、Spurオープン

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2009年に最初のセクションが完成した高架線路の空中公園「ハイライン」(The High Line)。この10年間で、年間800万人以上が訪れる人気のスポットとなった。6日、ハイラインの最終セクション「スパー」(Spur)が完成した。

場所は、3月開業した商業施設「ハドソンヤード」(Hudson Yards)に近い30ストリートと10アベニューで、広さは約40平方メートル。
コーチ(Coach)本社の入るビル「10ハドソンヤーズ」(10 Hudson Yards)のビルの通りを抜けると、スパーの空間が広がる。

The High Line Spur ハイライン・スパー
©mashupNY

奥に見える建物は、USPSモルガン郵便施設(Morgan Postal Facility)。かつては貨物列車で郵便を運んでいた。

The High Line Spur ハイライン・スパー
©mashupNY

スパーは2008年、ハドソンヤード建設のため、取り壊しの危機に直面していた。しかし、ハイラインを運営する「フレンズ・オブ・ザ・ハイライン」(Friends of the High Line)の「スパーを救え」(Save Our Spur)運動により、地元議員やハドソンヤードのメガプロジェクトを手がける開発業者リレイティッド・カンパニーズ(Related Companies)の支持を取り付け、保存が決定した。

The High Line Spur ハイライン・スパー
©mashupNY
The High Line Spur ハイライン・スパー
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The High Line Spur ハイライン・スパー
ストリートの上に設置されたSpur ©mashupNY

パブリックアートスペース「Plinth」

The High Line Spur ハイライン・スパー
Simone Leigh”Brick House”©mashupNY

スパーには、パブリックアートスペース「プリンス」(Plinth)が設けられた。現在、シカゴ出身の黒人女性アーティスト、シモーネ・レイ(Simone Leigh)の5メートルの高さのインスタレーション「ブリック・ハウス」(Brick House)が設置されている。
シモーネ・レイはグッゲンハイム財団の2018年ヒューゴ・ボス賞を受賞し、現在ホイットニー美術館で開催中の「ホイットニー・ビエンナーレ」(Whitney Biennial)で作品が展示されている。インスタレーションは18ヶ月毎に入れ替わる予定。

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The High Line Spur
住所:W 30th St & 10th Ave
開園時間:午前7時から午後11時まで

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Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。