ハドソンヤードの新ランドマークVesselの工事がスタート

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総工事費250億ドル(約2.75兆円)とも言われる、米国史上最大の民間による開発が進んでいるハドソンヤード(マンハッタンのウエストサイド)。一帯には16棟の高層ビルや、新たな道路、公園や公共スペースが建設される大プロジェクト。その中間のパブリックスペースに設けられる巨大なインスタレーション、Vessel(ベッセル、仮称)の工事が今週スタートした。

CBSNewYorkによると、Vesselは、ロンドンオリンピックの聖火台のデザインに携わったイギリス人デザイナーThomas Heatherwick氏の設計によるパブリックアート。ハチの巣のようなジオメトリックなデザインの建築物は、階段と通路が生み出す開放的なスペースが特徴。階段は全部で2500ステップ、距離にすると1マイル(約1.6km)以上になるという。

Vessel単体の建築費用は、2億ドル(約220億円)と言われており、こちらも全て民間の財源で賄われる。

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Forbes Massie-Heatherwick Studio

イタリアで組み立てられたものが、パーツごとに解体されてアメリカに持ち込まれた。

Vesselの場所は、West30thストリートにあり、完成後は一般に無料で開放される。工事完了は今年の末で、2018年の秋に一般公開を予定。

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Mashup Reporter 編集部
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