NYで92歳女性の殺人事件。米移民関税捜査局はサンクチュアリ政策を非難

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ガイアナ共和国出身の男性が6日、クイーンズの路上で92歳の女性を殺害した事件に関連し、米移民関税捜査局(ICE)は、容疑者の詳細を明らかにした

リアーズ・カーナ(Reeaz Khan)容疑者(21)は、クイーンズのサウスリッチモンド・ヒル付近で夜中に空き缶を拾っていたマリア・フェルテス(Maria Fuertes)さんに、性的暴行を加え、殺害したとして10日に逮捕された

フェルテスさんは半裸で通りに横たわっており、半ば意識がない状態で発見されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。ニューヨーク市警察は9日、監視カメラに映った男性の顔写真を一般公開し、情報提供を呼びかけた。ニューヨークポストによると、家族からの通報により、カーナ容疑者は警察に身柄を拘束された

ICEの発表によると、ガイアナ人のカーナ容疑者は米国に不法滞在している。昨年11月27日、父親を割れたマグカップで暴行したとして逮捕された際、ICEが市当局に引渡しを求めた。しかし、引渡しは実現せず、ニューヨーク市の不法移民に寛容な「サンクチュアリ(聖域都市)政策」により拘置所から解放されたと主張している。

ICEのトーマス・デッカー(Thomas R. Decker)フィールド・オフィス・ディレクターは、カーン容疑者の事件に関して、市のサンクチュアリ政策には危険な欠陥があり、刑事犯罪を犯した外国人を繰り返し保護することで、地域住民の安全を脅かしていると批判した。

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ニューヨークデイリーニュースによると、ニューヨーク市警察は、ICEから拘束者に関する通知を受け取っていないと異議を唱えた。この反論に対しICEは15日、11月27日付けのFaxの通信記録を公表した。

市の法律によると、容疑者のICEへの引渡しは、暴力的かつ重罪で有罪判決を受けた場合にのみ行われる。市長の広報担当者は、カーナ容疑者が有罪の場合は法に従い、政府に協力するとし、トランプ政権がこの悲劇を政治利用しているのは恥ずべきことだと批判した。

現在カーナ容疑者は殺人および性的虐待などの罪に問われており、有罪判決を受けた場合、終身刑が科せられる可能性がある。カーナ容疑者は現在ライカーズ島に拘束されており、NYデイリーニュースの取材に対して、容疑を否認しているという。

15日の公判ではカーナ容疑者は出廷せず、検察官は大陪審で審理を行うと発表した。弁護人は、カーナ容疑者は大陪審では証言を行わないとしている。

Mashup Reporter 編集部
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