NYの老舗レストランに反ユダヤの落書き、ヘイトクライムで捜査

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マンハッタンにある有名なユダヤ系レストランで17日、ナチスのシンボル「かぎ十字」の落書きが発見された。警察は、ヘイトクライムの容疑で捜査を行なっている。

被害にあったのは、アッパーイーストサイドにあるデリ「セカンド・アベニュー・デリ」(2nd Avenue Deli)。1954年、イースト・ヴィレッジの10アベニューに開業し、1998年には「ジェームズ・ビアード・アメリカン・クラシック」に認定された。

ビルの所有者で店のオーナーのジェフリー・レーべヴォールさんはニューヨークポスト紙に、人々はユダヤ人に対する憎しみを「オープン」にし、それを口にする「権限をより与えられたかのように感じている」と指摘。「2023年に、ユダヤ人への憎しみを表現する必要があることを残念に思う」と語った。

「パレスチナ人の死を祝っているわけではない」と述べつつ、「故意に民間人を虐殺する集団がいる折、すべての民間人が保護されるべきというのは、大きな違いがある」と主張した。

店に星条旗とイスラエルの国旗を掲げていると「店に投石される恐れ」があることから、「挑発的になりすぎないよう」注意を払っているという。

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デリのインスタグラムはこれまで、食事の写真やサービスなどの情報を投稿していたが、7日にイスラム組織ハマスから攻撃を受けて以降、「純然たる悪に対抗する」として、イスラエルへの支持を表明してきた。

17日には、落書きの写真を投稿。「歴史の正しい側にいることを思い出させてくれたことに感謝する。これは、ただ土地のための争いではない。イスラエルのためだけでも、世界のユダヤ人のためだけの戦いではない。善と悪の戦いだ」とメッセージを加えた。