2016年の大統領選終盤にポルノ女優に支払われた金銭に関わる捜査で、トランプ前大統領が起訴される可能性が報じられる中、昨日に続いてトランプ支持者たちがマンハッタンのトランプタワー前で、抗議活動を行った。
正午の時点で、抗議者は数人ほどだったが、現場はカメラマンや取材陣で混雑し、ニューヨーク市警察の警官がバリケードで、群衆を隔てる場面があった。
昨日も抗議に加わったというペンシルベニア州在住のジェフリー・シンコさん(表紙写真 左)は、捜査は「インチキ」だと非難。報じられている罪状について、軽罪であり、「最もリベラルのニューヨークの人々でさえ気にしていない」とした。物価高騰でそんな余裕はないからだと述べた。「犯罪一家のバイデンに関しては誰も話さない。なぜバイデンは刑務所に送られないんだ。ヒラリーは、オバマは。(中略)彼(トランプ氏)が大統領になれば、追求するからだ。本性を暴くからだ」と語った。
3年前に台湾からニューヨークに移り住んだという女性は、2024年選挙戦のトランプ氏への支持を表明するために参加したと語った。
途中、トランプ氏の弁護士の一人、アリーナ・ハバ氏が建物に入ろうとする姿が目撃され、カメラマンが殺到、現場が騒然とした。
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トランプ氏は週末のSNSの投稿で、火曜日(21日)に逮捕されると予告していた。
ニューヨークタイムズは、起訴されるかどうかの大陪審の判断は、早ければ水曜日になる可能性があると報じている。マンハッタン地区検事が投票を求め、23人の陪審員の過半数が同意をしなければ起訴とはならない。起訴された場合でも、逮捕や罪状認否のタイミングについては明らかにされないだろうとしている。