米アップルは20日、iPhone11シリーズなどの新製品の発売に合わせて、ガラス張りのキューブで知られるマンハッタン5番街のフラッグシップ店を2年9カ月ぶりにリニューアルオープンした。
前日の深夜から行列ができるなど、初日は新製品を求める客であふれた。
発表によると、スペースは前店舗よりも約2倍に拡張され、天井も高くなった。”雲のような”カーブを描く天井には、外部の自然な光が注ぐよう18個のミラーグラスを使用した「スカイレンズ」と62個の円形の「スカイライト」が設置されている。
スタッフ数は約900名と、300名だった2006年当時から3倍に増員。30カ国以上の言語にも対応するという。ジニアス・バー・エリアも約2倍に拡張し、顧客対応の向上がはかられた。
開店時にはティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者がかけつけ、顧客を迎え入れた。2006年のオープン時には、故スティーブ・ジョブズ氏が自ら最初のカスタマーを迎えたという。
店舗の様子
アイコニックなガラスのキューブ。15枚のガラスパネルが使用されているという。設計は、フォスター・アンド・パートナーズ(Foster + Partners)社が手がけた。
地下の店内に導くリデザインされた43段の片持ちの螺旋階段。
広さは世界最大級。前店舗の約2倍に。
ミラーガラスの「スカイレンズ」とすりガラスを使用した「スカイライト」から店内に自然の光を取り込む。スカイレンズはパブリックアートのような役割も。
iPhone 11シリーズ
Apple Watch Studio。自分好みの組み合わせを、実際に試すことができる。
Beats ヘッドホンエリア
Airpodsを音符に見立てたディスプレー。フレーズはThink Different キャンペーンで起用した音楽の一部。
北側に設けられたフォーラムスペース。ローカルアーティストらによる体験セッションを開催する。スケジュール
ホームポッドを体験する専用ルームも設置。
朝6:30から並び、iPhone11を購入したカスタマー。
店舗は365日、24時間営業する。(住所:767 Fifth Avenue New York, NY 10153)