イヴァンカ・トランプ 政務に私用メールを使用

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トランプ大統領の長女で大統領補佐官のイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)氏が昨年、政府高官との連絡などに私用のメールアカウントを使用し、公文書の規則に違反していた可能性があることを、ワシントンポスト紙が報じた。

イヴァンカ氏は、ホワイトハウスの職務と自身の政務スケジュールなどに関する内容のメールを政府の側近や閣僚、アシスタントに送っており、対象となるメールは数百通にのぼるという。

イヴァンカ氏の代理人のアビー・ローウェル氏の広報担当は同紙に対し、公務に移行する期間にイヴァンカ氏が私的アカウントを使用していたことを認めている。

期間については、公的なアカウントを与えられた後であるが、ホワイトハウスがガイダンスを行う前とし、メールのほとんどが「移動や家族に関わるスケジューリング」に関するものだと述べている。

また、「イヴァンカ氏は家やオフィスで私的サーバーを設置しておらず、機密情報は一度も含まれていない。アカウントはトランプオーガーニゼーションに転送されたことはなく、すべてのメールは消去されていない」とヒラリー・クリントン氏の私的メール問題とは異なる点を強調。さらに、14ヶ月前にイヴァンカ氏の私的メール問題が浮上した際、イヴァンカ氏は大統領上級顧問とメール使用について調査し、議会指導者に説明をしているとしている。

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2016年の大統領選挙において、ヒラリークリントン氏の私用メール問題は主要な争点となった。当時FBI長官だったジェームズ・コミー氏による、私用メールに対する投票一週間前の捜査再開の決定を、選挙戦のターニングポイントと見る向きも多い。また、トランプ大統領はクリントン氏への攻撃材料として度々メール問題を持ち出し、支援者集会では「彼女を刑務所へ送れ」と合唱することが定番となっている。

Mashup Reporter 編集部
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