日本を訪れていたオーストラリア人のティックトッカーが、上半身裸のままコンビニに入店。警官から注意を受けた動画が、海外で話題となっている。
トラベルブロガーのトゥラン・ウィリアム・サリスさんは、「日本で警察に圧をかけられた」とキャプションをつけた動画で、その時のやりとりを投稿した。
警官は、携帯電話の翻訳機能を使い「ちょっといいですか?上半身裸で歩き回っていませんでしたか?」と尋ねると、アイスクリームを手にしたサリスさんは「はい」と素直に認め、「シャツは着ていなかったけど、ズボンははいていたよ」「ビーチに泳ぎに行っていたんだ」と説明を加えた。
警官は「わかりました」と言いながら、英語の音声で「街で上半身裸というのは許可されていません」と忠告し、携帯の画面を見せた。サリスさんは「おお。。」と納得した様子で、即座に「すみませんでした」と謝罪。「泳いで戻ってきたところでした」と携帯に向かって再度事情を説明した。
サリスさんは動画について、「上半身裸が法に反するとは知らなかった。パスポートを見せると、ライブ配信を許可してくれた」と加えた。
@shearingshedvlogs Replying to @Galaxy I did not know that it was against the law to be shirtless in Japan. After I gave them my passport they let me carry on with my livestream #police #japan #viral #foryoupage #foryourpage ♬ original sound – ShearingShedVlogs
動画は1週間で750万回以上再生された。意思疎通ができない場合、大きなトラブルに発展する可能性もあるが、携帯の翻訳アプリを使い、街のルールを説明した警官に賞賛の声が寄せられている。
「信じられないほど親切だ」「理解がある」「彼はアプリをうまく使っている」といった声や、お互いのやり取りに「素晴らしい対話」「このような場面で携帯は本当に役立つ」などのコメントが投稿されている。「西洋では上半身裸は裸とはいわないが、日本では裸とみなされる」「ニュージーランドに来たらいい。靴を履く必要もない」と解説を加える人も。
サリスさんもあるユーザーに「日本語で話しかけられていたら、理解できなかっただろう」と答えた。
外国からの訪問者の増加に伴い、マナーを巡るトラブルも増加している。先日は、ある日本の店舗が、店のドアに張り出した「外国人旅行者への要望」がネットで話題になった。
旅行客による「無作法」一覧を掲示した店に、多くの人が賛同する一方、日本語を話して欲しいというのは行き過ぎではないかという声も上がった。