外国人旅行者に「無作法やめて」日本の店の張り紙が海外で話題

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日本の店のドアに掲示された外国人旅行者へのマナーに関する注意書きが、ネットで話題となっている。

入り口のドア一面に貼られた緑色の紙には、英語で「外国人旅行者への要望。わたしたちは、外国人のマナー違反の多さに非常に悩まされております」と書かれている。

「無作法」の例として挙げられていたのは、

・手に取った商品を別の場所に戻す
・会計前にパッケージを開封する
・食べ物や飲み物を店内に持ち込む
・廊下や店内でゴミを捨てる
・大半のスタッフは英語を話しません。日本語を話すよう努めるか、探している商品のイメージ写真をお持ちください。
・壊れた商品の返品はいたしかねます

写真は、「われわれ(旅行者)は、日本をダメにしている?!」と書かれたメッセージとともに、Facebookの人気グループ「Japan Moment」にシェアされた。1万件以上のコメントが投稿されている。

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ユーザーからは「残念なことに、多くの外国人は日本のカルチャーやライフスタイルを尊重していない」「客からスタッフを守るための行動規範があるのはいいこと」「明快だし、簡単に守れる」などの声が上がった。

米国からは、「彼らはただ当たり前のことを求めているだけ。多くのアメリカ人には、ひどく欠けてるけどね」「全員がそうではないが、この類の人が多くを占めている」「アメリカでもこの張り紙をかかげよう」などのコメントが寄せられている。

一方で、日本語を話す努力をして欲しいという要望について、自国では御法度だという意見も。

英語を話すよう指示する張り紙は「アメリカなら禁止」「攻撃的だと思われる」「人種差別と言われるに違いない」「ケンやカレン(自分の権利を譲らない人々の総称)は、自分の権利が侵害されたと叫び始める」といった意見のほか、他国からも「英国ではヘイトクライムだとして、閉鎖を命じられる」「オーストラリアでもNG」などのコメントがシェアされた。また「英語ができないのは恥ずべきことではないが、少しは勉強すべきでは」といった提案も投稿されている。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。