ジェニファー・ローレンス、政治に興味がない人とは「寝ない」

287

「ハンガー・ゲーム」や「世界にひとつのプレイブック」などの主演作で知られるジェニファー・ローレンス(32)は、雑誌Vogue10月号のインタビューで、家族との関係や、国内の政治状況について考えを語った。

インタビューは、連邦最高裁が女性の人工妊娠中絶の権利を認めた「ロー対ウェイド事件」を覆す判断を下した数日後に行われた。

ケンタッキー州ルイビルで生まれ育ったジェニファーは、親や親戚は共和党支持者だと述べ、2016年の大統領選でトランプ氏が勝利して以来、家族との間にも亀裂が生じたことを明かした。

ジェニファー自身もかつては共和党支持者だったが(PageSixは、2000年の大統領選では、オバマ氏ではなく故マケイン氏に投票したと伝えている)、2016年には、民主党候補者のバイデン氏を支持した。

16歳の時、コメディ番組「30 ROCK」でティナ・フェイが演じるリズ・レモンの主張を聞き、共和党に対する政治的見解を変えたという。ハイブリッド車を運転するのは理にかなっていると感じたほか、「傲慢な生活」のために税金を支払いたくないと思ったと語っている。

Advertisement

ジェニファーは「この5年間、父や家族をゆるし、理解しようと懸命に努めてきた」としつつも、「彼らが得ている情報は違う。彼らの人生は異なるものだ」と話した。続けて「それに慣れようとしたが、無理だった。ぶちまけて申し訳ないけど、政治に興味のない人とは、もうF***できない」と主張。「もしアメリカに住んでいるならば、政治的でなければならない。ひどすぎる。政治が人々を殺している」と積極的に関与するべきだと語った。

最高裁の中絶に対する判断は、家族との分断を深めたという。「家族のことは中傷したくない」と述べつつ、「娘を産んで育てておきながら、その子が平等な権利を受けるに値しないなんて、どうやってそれを信じることができる?」と疑問を投げかけた。

今年2月には、長男のサイちゃんが生まれた。(キュレーターの夫が敬愛する画家、サイ・トゥオンブリー氏にちなんで名付けられたという)。20代初期と、結婚後の撮影期間中に流産を経験したと明かし、妊娠中は、中絶を余儀なくされる女性のことを「何百万回も考えた」と話した。

インタビューでは、銃の携帯に関する権利の拡大や、環境保護局の権限を制限した最高裁の判断についても非難したほか、共和党議員に関しても話が及んだ。

地元選出の共和党上院トップ、ミッチ・マコーネル議員(80)については、「私たちは彼らが造った未来を生きなければならない。彼らは、クソジジイよ」と罵倒。オハイオ州上院議員候補でトランプ氏が支持を表明しているJ.D.バンス氏についても、庶民派を装っているだけなどと批判した。

政治的発言を強めているジェニファーだが、20日には、自身のプロダクション「Excellent Cadaver」で製作した初めての作品「Causeway」がApple TV+で配信される。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。