ハリス氏、米人気ポッドキャスト番組の出演実現しなかったワケ

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米人気No.1ポッドキャスト番組の司会者ジョー・ローガン氏は、カマラ・ハリス副大統領との対談が実現しなかった理由を明らかにした。

トランプ大統領出演のエピソードは25日夜に配信が開始され、YouTubeでの再生回数は1日で1,700万回を超えた。ハリス氏も当初、インタビューを受ける可能性があると伝えられていたが、ハリス陣営の報道官は24日、MSNBCにローガン氏と協議を行った結果「残念ながら、今回のキャンペーン期間のスケジュールにより、現時点で調整できていない」と発表した。

ローガン氏は28日、両者の話し合いが物別れに終わった理由を明かした。

自身のXのアカウントを更新し、ハリス氏は出演を「見送ったわけではない」と投稿。陣営からは、ローガン氏がハリス氏の元に出向き、1時間で収録を終わらせるなどの要望があったという。ローガン氏は「オースティンのスタジオで行うのが最善の方法だと強く思っている。私が切に願っているのは、ただ良い会話をして、彼女を1人の人間として知ることだ。それが実現するのを心から願っている」とメッセージを加えた。

ローガン氏の告白に「ポッドキャストの司会者が現職副大統領よりも権力を持つ時代がやってきた。フリーかつ検閲されないネットのおかげで、メディアとニュース報道の民主化がついに実現した」と感心する声も上がっている。

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ローガン氏のポッドキャスト番組「The Joe Rogan Experience」は長尺で収録されることで知られる。ゲストは、テキサス州オースティンにあるスタジオに足を運び、リラックスした雰囲気の中、様々な話題について会話を繰り広げる。エジソンリサーチによると、視聴者の約80%が男性で、その半数が18歳から34歳の若者だという。

トランプ氏との対談は3時間に及んだ。国境危機や関税などの政策論やハリス氏への攻撃だけでなく、リンカーンとリー将軍に関するエピソード、ペンシルベニア州での暗殺未遂事件、ジョン・F・ケネディ暗殺事件、2020年大統領選の不正説、「内部の敵」、北朝鮮の金正恩との会話、風力発電による環境破壊、総合格闘技やエイリアンの存在など様々なトピックスについて会話が交わされた。

トランプ氏は、ハリス氏も同番組に出演すべきだと述べつつ、「めちゃくちゃになるだろう。彼女はひっくり返り、救急隊員を要請するかも」と、フリートークには不向きとの考えを示した。

トランプ氏は今回の選挙戦で、Z世代(1997年から2012年生まれ)の男性有権者に人気のオルタナティブ・メディアへの出演を優先してきた。これまで、コメディアンのテオ・ヴォン、ユーチューバーのローガン・ポール、ストリーマーのアディン・ロスらと対談を重ねている。

Mashup Reporter 編集部
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