米国で最多視聴者数を誇る人気ポッドキャスター、ジョー・ローガン氏は30日、今年の大統領選でハリス副大統領が勝利すると予測。「そうなって欲しいから言うのではない。ただ正直に言っているだけ」と語った。
ローガン氏は、「彼女は史上最も人気のない副大統領だったが、ある瞬間、ある時点で突然、われわれの解決策となった」とバイデン氏撤退後の状況の変化を指摘。「彼女はわれわれのヒーローになった。みんなが彼女をかついで、ソーシャルメディアの投稿は彼女一色となり、彼女に関するネガティブなストーリーをググってみても、何一つ見つからない」と加えた。
一方、ゲストのマイケル・マリス氏は「彼女は勝てない」と反論。「彼女はアイオワにも行けなかった」と2020年の予備選で初戦にさえたどり着けなかった点を指摘すると、ローガン氏は「これまで予期したことのないやり方で、みながデタラメを受け入れている非常に奇妙な時代にいるように感じる。彼らは何がなんでもトランプになって欲しくない。自分で自分をガスライティング(心理操作)している」と主張。ヒラリー・クリントン氏でもミシェル・オバマ氏でも、今出馬すれば勝てる状況にあると語った。
その後話は、先月起きたトランプ氏の暗殺未遂事件に。
ローガン氏は「トランプが撃たれて、おしまいだ。選挙は終わったと思った」と、トランプ氏の勝利を確信したと振り返った上で、しかしながら、事件の記憶はたちまち封じ込められたと主張。マリス氏も、「ヘイトスピーチが暴力を引き起こすと4-8年間主張してきた記者らが一歩後退するかと思いきや、1週間くらいしか続かなかった」と、同意を示した。
さらに、サーチエンジンが人々の認識に影響を与えているとも主張。
マリス氏が、「ヒラリー・クリントン」と検索すると、肯定的な記事が最初に10件表示され、トランプ氏では、否定的な記事が7件並ぶと述べると、ローガン氏は「トランプを悪者と思っていない中立の立場の人が、彼についてググって記事を読み始めると、彼らの考えは変わるだろう。あなたはカマラが勝つと思うだろう」と語った。