アリババ共同創始者ツァイ氏、NBAブルックリンネッツの新オーナーに

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中国最大のeコマース企業、アリババ(Alibaba)の共同創設者で台湾出身のジョセフ・ツァイ(蔡崇信、Joseph Tsaig)氏(55)は、米プロバスケットボール(NBA)ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)の51%の所有権を追加で取得し、単独のオーナーに就任することが分かった。

NBAチャイナの会員でもあるツァイ氏は、2017年に当時のオーナーであるロシア人投資家、ミハイル・プロホロ(Mikhail Prokhorov)氏より49%の所有権を取得している。

ニューヨークポストによると、当時の契約で、2021シーズン前までにツァイ氏は残り51%を取得するオプションを付与されていたという。プロホロ氏は16日、51%とネッツの本拠地「バークレイズ・センター」(Barclays Center)をツァイ氏に売却したと明かした。

米スポーツ史上最高の買収額

NYポストによると、プロホロ氏はネッツを23億5,000万ドル(約2,500億円)で売却した。バークレイズ・センターを含めた合計の売却金額は、33億5,000万ドル(約3,560億円)にのぼる。

2017年のティルマン・ファティータ(Tilman Fertitta)氏によるNBAヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)と、デビッド・テッパー(David Tepper)氏によるNFLカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)の買収金額の22億ドルを超え、米スポーツ史上最高額となった。

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ネッツは、スター選手のウォリアーズのケビン・デュラント(Kevin Durant)とカイリー・アービング(Kyrie Irving)を獲得しており、来シーズンは観客動員の増加が見込まれている。
フォーブスによると、ネッツは今年10月、上海と深圳でプレシーズンゲームを開催する予定だという。

ツァイ氏は、ニュージャージー州のローレンスビル高校を卒業後、イェール大学に入学。その後もニューヨークに在住している。アリババでは、最高財務責任者(CFO)を務めた。フォーブスによると、ツァイ氏の総資産額は94億ドル(約1兆円)とされている。

Mashup Reporter 編集部
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