「ジョーカー続編」爆発シーンも?トランプ氏訴追めぐる審査進むNY法廷前でロケ敢行か

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大陪審によるトランプ氏起訴をめぐる判断を伝えようと、連日のように取材陣がつめかけるマンハッタンの刑事裁判所の建物近くで、今週末、映画ジョーカーの続編が撮影を予定しているという。

NBCによると、撮影には、エキストラ700人がプロテスターとして参加し、昨年出演が明らかにされたレディ・ガガも加わる。「爆発」もあるといい、近くにはすでに、撮影クルー用の大型のトレーラーが近くに横付けされている。

周辺では今週、取材陣に加え、小規模ながらトランプ支持者または反トランプ派の本物のプロテスターが集まり、抗議活動を行った。市当局は、衝突や混乱に備え、バリケードを設けるなどして警戒を強化している。デイリーメールは、プロテストに過激派が潜入している可能性があるとも伝えている。

なお、当初、週内にも検事が大陪審に起訴の判断を求めると伝えられたが、水曜日は審査が中止され、結論は少なくとも来週以降に持ち越されたと報じられている。

それでも水曜午後の時点では、何か動きがあるかもしれないと報道陣が待ち構え、各局のレポーターがカメラを前に中継を続けた。

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取材陣 マンハッタン裁判所前
©Mashupreporter

ちなみに続演映画のタイトルは「Joker: Folie à Deux(原題)」で、前回に続いて、ホアキン・フェニックスがジョーカー役を務める。トッド・フィリップス監督が再びメガホンを取り、脚本家のスコット・シルヴァーと共同で脚本を執筆。作風はミュージカル風になるとも伝えられている。

デッドラインによると、ガガはハーレイ・クインを演じ、アーサーと精神病院の「アーカム・アサイラム」で恋に落ちるという設定。なおコミックでは、アーカム・アサイラムで働くハーリーン・クインゼル博士がジョーカーに出会い、ハーレイ・クインへと変貌を遂げる。

「Folie à Deux」(2人の狂気)とは、医学用語で親密な関係にある2人が妄想性の精神障害を共有する「共有妄想性障害」を意味する。オリジナルでは、精神疾患と社会的孤独に苛まれる主人公が、現実世界と妄想の区別を失いジョーカーへと変貌を遂げ、ニューヨーク市をモデルにしたゴッサムシティを混乱に陥れた。ヴィランが二人になり、どのような展開になるのか。公開は来年10月を予定している。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。