ワーナーブラザースの新作映画『ジョーカー』(Joker)の米国の週末興行収入が、9,350万ドル(約100億円)となり、10月のオープニング記録として過去最高となった。全世界では2億3,400万ドル(約250億円)を記録した。
昨年公開のスパイダーマンの宿敵を主人公に据えた映画『ヴェノム』の持つ8,020万ドルの記録を、1,000万ドル以上更新した。
また『ジョーカー』は、R指定映画として歴代4位にランクイン。
公開日前日のプレビューの興行収入は1,330万ドル(約14億円)で、プレビュー記録でも10月公開映画として過去最高を達成している。
米国では銃暴力を誘発する可能性があるとして、銃乱射事件の遺族が懸念を表明するなど、公開前に物議を醸したが、大ヒットのスタートを切った。
ニューヨークのタイムズスクエアの映画館「AMCエンパイア25」では、観客のひとりがジョーカーの暴力シーンで拍手喝采したため、警備員に連れ出される出来事があった。
口コミサイトのロッテントマト(Rotten Tomatoes)では批評家の69%が、一般人の91%が作品を評価するとしている。男性の観客が64%で、観客全体の66%は35歳以下だという。
『ジョーカー』はフォアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)演じる孤独な大道芸人のアーサーが、悪役のジョーカーへと変遷する様子を描く。監督はトッド・フィリップス(Todd Phillips)。第76回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。
Advertisement
10月4-6日の興収ランキング
- 『ジョーカー』 9,350万ドル
- 『アボミナブル』 1,200万ドル
- 『ダウントン・アビー』 800万ドル
- 『ハスラーズ』 630万ドル
- 『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』 535.5万ドル
- 『アド・アストラ』 455.7万ドル
- 『ジュディ』 444.5635万ドル
- 『ランボー5/ラスト・ブラッド』 355万ドル
- 「War」 158.1万ドル
- 『グッド・ボーイズ』 90万ドル