11月の大統領選挙に関し、米ラッパーのカニエ・ウエスト氏が、オクラホマ州の選挙に参加する要件を満たしたことがわかった。AP通信が報じた。
ウエスト氏の代表者が15日午後、必要な書類を提出し、35,000ドルの申請料を支払ったという。同州の選挙管理委員会の広報は、ウエスト氏は期日前に出願料を支払った3人の無所属候補の1人だと述べた。ウエスト氏の他に、ピアニストのジェイド・シモンズ氏、仮想通貨関連の起業家、ブロック・ピアス氏が出馬している。
同日、ウエスト氏が出馬を取りやめたとの報道が流れていた。フロリダ州とサウス・カロライナ州でウエスト氏の選挙運動に関わった選挙アドバイザーのスティーブ・クレマー氏は、ニューヨーク・マガジン誌の取材に、ウエスト氏が撤退をしたと語っていた。
TMZによると、ウエスト氏陣営は15日、連邦選挙委員会に運動組織に関する届出も行ったという。
ウエスト氏は、すでに複数の州で、参加資格の期限を逃しており、AP通信は、同氏がこの他の州で、出馬に求められる署名集めをする意思や可能性があるのか、不明だとしている。
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ウエスト氏は今月4日、ツイッターで「わたしは合衆国大統領に出馬する。」と宣言した。その後のフォーブス誌のインタビューでは、トランプ大統領の支持をやめると述べつつ、「勝利するために出馬する」と、真剣であることをアピール。政党名を「バースデーパーティー」とし、ブラックパンサーに登場するワカンダ国のような政権運営を目指すと述べていた。