英王室のキャサリン皇太子妃は、英国の母の日「マザリングサンデー」に合わせて公表した家族写真を加工したのは自分自身だと認め、謝罪の意を表明した。
この前日、ケンジントン宮殿が公開したキャサリン妃のオフィシャル写真をめぐって、画像が加工されていたことが発覚。大手写真エージェントが相次いで「削除通知」を発する事態に発展した。
「削除通知」は、写真の削除や使用を避けるための勧告とされ、そのうちの一社、AP通信は、画像はフェイクではないとの見解を示しつつ、自社の基準を満たしていないためと理由を説明している。
腹部の手術から1月29日に退院したキャサリン妃は現在療養中で、イースターまで公務に復帰する可能性は低いとされている。昨年のクリスマス以来、公の場に姿を現していないが、手術の内容や健康状態について詳細が明らかにされておらず、SNSでさまざまなゴシップが飛び交っている。
釈明を発表したのは11日。X(旧ツイッター)のアカウントを更新し、「多くのアマチュア写真家と同様に、私も編集を試すことがある」と加工をしたのは自分であるとした上で、「昨日共有した家族写真が混乱を引き起こしたことを、お詫び申しあげたいと思います」と謝罪した。「皆さんが非常に幸せな母の日をお祝いすることを願っています」と述べ、イニシャル「C」を加えた。
不自然な点はどこ?
写真には、中央に座るキャサリン妃に3人の子供たちが寄り添う姿が撮影されている。
AP通信が加工を指摘したのはシャーロット王女の左手の部分で、よく見るとカーディガンの袖が消えている。
このほかに、メディアやSNSでは数々の問題点を指摘する声が上がっている。
- シャーロット王女の右肩にかかる髪の毛が突然終わっている。
- シャーロット王女スカートの腰の部分が変。
- シャーロット王女の右膝が色褪せている。
- キャサリン妃のジャケットのジッパーがあるべき位置にない。
- ルイ王子のセーターの右腕の模様が崩れている.
- ルイ王子の右手の親指が不自然にぼやけている。
- ルイ王子が右手を乗せている石の端が歪んでいる。
- ルイ王子の左手の小指が短い。
- ジョージ王子の上着の右腕部分が人工的、など。
デイリーメールによると、写真はウィリアム皇太子が8日に撮影した。同紙はまた、画像のメタデータから、フォトショップで2回保存された形跡があり、最初は8日の晩、2回目は9日の朝だとしている。