10日、ロンドンのセントジェームズ宮殿で開かれた王位継承評議会で、正式に即位が宣言されたチャールズ国王(73)だが、少々苛立ったような仕草を見せ話題となった。
公文書に署名するため、座ろうとしたチャールズ国王は、中央に置かれたペン置きが邪魔だと感じたようで、側近に険しい表情を向け、これを退けるよう指示した。
続けてカミラ王妃やウィリアム皇太子、トレス新首相らが署名を済ませた後、再び席につこうとしたチャールズ国王は、机の中央にペン置きとインク入れが戻っているのを見て、側近に向かって、それらを払いのけるような仕草をした。
これらの動画にネットでは「なぜ自分で動かさないの?」という疑問や、「側近は机を片付けなければならない。私が物を動かすようなことがあってはならない」「公平のために付け加えると、これはとても重そうだ」といった皮肉、「手で指図しないで、口頭で頼めばいいのに」「この態度は、特権からくるものだ」など様々な反応が寄せられた。
チャールズ国王は、少々気難しいようだ。あるユーザーが投稿した動画には、身支度を手伝う側近のルールが紹介されており、毎朝歯ブラシに1インチの歯磨き粉をつけるといった厳格な決まりにも触れられている。
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一方、「書類が大きすぎる。彼はインクをこぼしたくなかっただけ」「そもそもインク入れの配置がおかしい」「彼は王として育てられた。使用人が全て身の回りのことを世話してきた。ただ今は演説に集中しているだけ」など擁護するコメントも投稿されている。
ちなみに、国王を苛立たせたペン置きとインク入れは、ウィリアム皇太子とヘンリー王子から贈られたものだという。
王室は同日、エリザベス女王の国葬が19日、ウェストミンスター寺院で執り行うと発表した。