カーダシアン家の最年少で、リアリティー番組のスター、モデルや実業家として活躍するカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)が、米国史上最も成功した女性の若手セルフメイド・ビリオネアとして雑誌フォーブス(Forbes)8月号の表紙を飾ることとなった。
弱冠20歳(今年の8月で21歳となる)のカイリーは、2016年に自身の名を冠したコスメブランド「カイリー・コスメティックス」(Kylie Cosmetics)を立ちあげ、29ドル(約3,200円)のリップキットを販売した。
フォーブスによると、同ブランドは、創業当初から既に6.3億ドル(約700億円)以上を売り上げており、彼女が単独で所有するコスメブランドのみで、8億ドル(約880億円)相当の価値があるとしている。
コスメ事業に加え、リアリティ番組「キーピング・アップ・ウィズ・ザ・カーダシアンズ」への出演や、プーマやクエイサングラス(Quay sunglasses)とのコラボレーション、2015年に姉のケンダル・ジェナーと立ち上げたアパレルブランド「Kendall and Kylie」、Fit Tea Wrapsなどソーシャルネットワーク上でのスポンサー投稿などを行っている。
フォーブスは、これらを合わせて、900億ドル(約990億円)相当と見積もり、「米国の最もリッチなセルフメイドウーマン」の第4位に選出した。
この成長ペースは、23歳でビリオネアとなったフェイスブックCEO、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)を超える勢いだという。
世界一のインフルエンサー
彼女の成功は、1億人以上のフォロワーを持つソーシャルメディアに裏付けされていると言われている。フォーブスのインタビューの中で、「ファンやお客様に気軽にアクセスでき、素晴らしいプラットフォームだ。」と述べている。
Peopleによると、インスタグラムには1.1億人以上、スナップチャットでも何百万人のフォロワーがいるという。
ドゥマリエ・アナリティックス(D’Marie Analytics)によると、若者に圧倒的な影響力を持つカイリーによるSNSへの投稿は、100万ドル(約1.1億円)以上の価値があると試算している。
カイリーは、今年2月、第一子の出産報告の投稿し、世界で最も最多の「いいね」数を獲得。また、スナップチャットが行ったアプリの改定に関して、カイリーさんが異を唱えたツイッターは、スナップ株を急落させ、同社は一時的に13億ドル(約1,430億円)を損失した。
カイリーの異母兄弟であるキム・カーダシアン・ウエスト(37)さんは、3.5億ドル(約385億円)相当で、54位にランクインした。