米百貨店メイシーズ 今後3年で125店舗を閉鎖

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米大手百貨店メイシーズ(Macy’s)は4日、今後3年間で125店舗を閉鎖し、2,000人の人員削減を行なう計画を発表した。

同社は先月、29店舗を閉鎖すると発表していた。

ジェフ・ジェネット(Jeff Gennette)最高経営責任者(CEO)は声明で「資源を健全な事業に集中し、不健全な部分に直接対応するとともに新たな収益の流れを探る」と発表。2020年を移行の年と位置づけ、「組織に重大な構造的変更を施し、コストを低減、チームを緊密にして重複業務を削減する」と述べた。

具体的には、現在閉鎖を計画中の店舗を含む、生産性の低い125店舗を今後3年間で閉鎖する。

一方、2020年に100店舗のアップグレードをはかると同時に、テクノロジーや人材、地域のマーケティングへの投資を拡大する。さらにオフプライスストアのメイシーズ・バックステージ(Macy’s Backstage)を拡大し、既存店内に追加で50店舗、モール以外に7つの独立店舗を開設する。また、2018年から試験的に導入している小型フォーマット店「マーケット・バイ・メイシーズ(Market by Macy’s)」をダラスに初めてオープンする。新フォーマットは、メイシーズの商品とローカルアイテムをミックスした品揃えとなるほか、地元の食事や飲み物、コミュニティーイベントをフィーチャーした店舗だという。

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人員については、コーポレート部門とサポート部門の9%に相当する2,000人を削減する。さらにサンフランシスコやオハイオ州のシンシナティ、ロレインにあるオフィスを閉鎖し、ニューヨーク市を唯一のヘッドクオーターにすると発表。またアリゾナ州テンピにあるカスタマーセンターを閉鎖し、オハイオ州メイソンとフロリダ州クリアウォーターにある施設に統合する。

店舗や人員削減、業務統合により、同社は2022年までに年間15億ドルの節減ができると推定。これらを既存店のアップグレードやオフプライスストアの拡大、解析やオートメーションを中心とした投資に充てると発表している。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。