フィラデルフィアの地下鉄駅で4日、男性が喧嘩の末、プラットホームから線路に転落し、到着した電車にひかれ死亡した。
事件が起きたのは午後4時半ごろ、ユニバーシティ・シティにあるSEPTAの34ストリート駅。
事件の瞬間が撮影された動画では、プラットホームの縁で2人の男性が向き合い、互いを威嚇する姿が映っている。被害者の男性は相手の胸ぐらを掴んで壁に押しつけていたが、男はそれを振り払い、2発パンチを浴びせた。男性は殴られた弾みで、後ろ向きに線路に転落。その直後、電車がホームへと滑り込んだ。周囲にいた利用客からは「キャー」といった悲鳴や動揺した声が聞こえる。ビデオの撮影者も「なんてことだ、マジで酷い」と語った。
ひかれた男性は、その場で死亡が確認された。年齢は38歳だと伝えられている。
男性を殴ったのは、チェス・ウェアリング(40)。隣の40ストリート駅で拘束された。検察当局は5日、ウェリングを非故意故殺罪で起訴したと発表している。
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地元テレビ局NBC10は、ウェアリング被告はホームレスで、今回とは別の事件で、デラウェア郡で絞殺事件での逮捕状が出ているという。クリントン郡やライカミング郡でも過去に逮捕歴があった。