年に4日間だけ観測できる自然と都市が織りなすスペクタクル「マンハッタンヘンジ」(Manhattanhenge)。AccuWeatherの発表によると、今年の初日はメモリアルデー(5/29)に重なる。
マンハッタンヘンジとは、マンハッタンの西側のビル群の間に太陽が真っ直ぐに沈む様子を観測できる、碁盤目状につくられた街ならではの現象。東西へと真っ直ぐに伸びる道路に真っ赤な夕日が差し込む光景は、神秘的で感動さえ覚える。
名付け親は、天体物理学者のニール・ドグラス・タイソン(Neil deGrasse Tyson)氏で、1997に雑誌「ナチュラル・ヒストリー」で紹介した。お察しの方も多いと思うが、英国で夏至に見られる「ストーンヘンジ」(祭壇石とその他の石の直線上に太陽が昇る)にちなんで命名された。
観測できるのは、年に4回とされていている。曇空に遮られてしまうことも多く、完璧な姿を捉えることはなかなか難しいが、この日は多くの人々が街へと繰り出し、カメラを構えるため、道路は大混雑する。
最もフォトジェニックなスポットは、42ストリートの最も東側(Tudor Cityの橋の上)。カメラマンが早くから陣取ってしまうため、気合を入れて挑む必要がある。
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↓2023年5月29日の様子
2023年マンハッタンヘンジ日程
アメリカ自然史博物館の発表よると、今年のマンハッタンの日程は以下の通り。
- 5月29日(月) 午後8:13
- 5月30日(火) 午後8:12
- 7月12日(水) 午後8:20
- 7月13日(木) 午後8:21
おすすめ観測スポット
▼42ストリート、チューダーシティの橋の上から見た様子
観測に適したストリートは、14、34、42、57、79ストリート付近
- 14th Street & Broadway (ユニオンスクエア付近)
- 23rd Street & Broadway (フラットアイアンビル付近)
- 34th Street & Fifth Avenue (エンパイアステートビル付近)
- 42nd Street & Third Avenue (クライスラービルとパークアベニュー高架橋付近)
*効果橋の上は、「原則」歩行禁止。
*チューダーシティの橋の上は、多くのカメラマンがスタンバイするので、早めの現地入りがおすすめ。 - 57th Street & Eighth Avenue (ハースト・タワー近く)