ギレーヌ・マクスウェル 刑務所で凶悪犯と意気投合

363

故ジェフリー・エプスタイン元被告と共謀し、未成年の少女らの性的虐待に関与、有罪となり、6月に禁錮二十年の実刑判決を受けたギレーヌ・マクスウェル受刑者(60)。7月にフロリダにあるセキュリティレベルがゆるやかな刑務所に移送されたと伝えられていたが、そこで出会った悪名高い収監者と意気投合し、仲良しになっているという。

マクスウェルがフロリダ州タラハシー連邦刑務所で親交を深めていると伝えられたのは、ナーシー・ノバック受刑者(65)。殺し屋を雇って資産家の夫とその母親を殺害したことで有罪となり、2012年から終身刑に服している。

ともに白人で、特権階級の裕福な生活を送っていたことが、二人を引きつけたのかもしれない。英紙ミラーが情報筋の話をもとに伝えたところによると、刑務所に到着してすぐに、マクスウェルがナーシーに引き寄せられたといい、「一緒に話しをして笑ったり、ジョークを言い合ったりして何時間も過ごしている」という。

ナーシーは、「刑務所暮らしの長さと犯行の残忍性」から、女ボス的な地位を築いており、新入りはみな敬称で呼ぶのが慣わしになっている。情報筋はまた、ボスと仲良くなることが、マクスウェルの身の安全を確保することにも役立っていると指摘している。

二人には共通点があるものの、マクスウェルが裕福な家庭に生まれたのに対して、ナーシーは、結婚によって貧困から抜け出した。

Advertisement

ナーシーは夫ベン・ノバック・ジュニア氏と出会った際、マイアミでストリッパーをしていた。ノバック氏の父ベン・ノバック・シニア氏はデベロッパーで、マイアミの豪華ホテル「フォンテンブローホテル」の元オーナーだった。

ホテルはハリウッド映画でもたびたび使用され、ジェームズ・ボンドの1964年の映画「007/ゴールドフィンガー」や、ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが共演した「ボディガード」(1991)にも登場する。

二人が結婚したのは1991年だが、この時、ノバック氏の母バーニース・ノバック氏は反対していたという。

240万ドルの豪邸での生活をはじめた二人だが、幸せは長く続かなかった。夫がポルノ女優と浮気をしていたことが発覚し、夫婦生活が崩壊に向かう。

FOXニュースによると、結婚時の合意により、離婚するとわずか6万ドルしか受け取れないことになっていたナーシーは、夫から捨てられることを恐れ、自身の兄とともに、夫と義理の母の殺害を計画。2009年4月に殺し屋を雇い、当時86歳だったバーニース氏を殺害。この3ヶ月後に、ニューヨークのヒルトンホテルに泊まっていた夫を殺した。ノバック氏はダンベルで殴り殺され、二度と他の女性を見ることができないよう、目がえぐり取られていたという。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。