トランプ陣営の元上級顧問ジェイソン・ミラー氏は英紙エクスプレスの取材に、メーガン妃のNetflixの番組は「大惨事」と批評したほか、2024年大統領選出馬の可能性などについて語った。
ソーシャルメディアGETTRのオーナーを務めるミラー氏は、ヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリーに関して「リアルタイムで起きている大惨事で、皆見ずにはいられない」としたうえで、「王室の誰かとハリウッドのC級女優が一緒になって、君主制を侮辱しているのは、拝金主義やナルシズム、現代社会の悲しい反映を見ているようなものだ」と独自の洞察を示した。
メーガン妃は「英国だけでなく、米国にとっても多大な恥だ」と主張。彼女は「ウォーキズム(社会や政治的不平等に敏感な人々のふるまい)に次ぐ、粗悪な米国の輸出品だといえる」とこき下ろした。
その一方で、メーガン妃に関する米国の報道は「英国より明らかに良い」とも指摘。
夫妻が住むカリフォルニア州について「彼女が売りたいものが支持されるクレイジーな場所」であり、「彼女のブランドでもある自己陶酔、ナルシズム、リベラリズムが幅広く受け入れられている全米いちリベラルな州に、住まいを構えたのも偶然ではない」と主張。
「政治的野心を抱いていたとしても驚かない」と述べたほか、米国での報じられ方を見れば「それも、なきにしもあらずだ」と政界進出もありとの見方を示した。
2024年の大統領選に関して、民主党は共和党に比べて、候補者が明らかに不足していると指摘。インフレが高止まりする中、現職のバイデン大統領には、これ以上のパフォーマンスは望めない上、カマラ・ハリス副大統領やピート・ブティジェッジ運輸長官は、共に水準に達していないと語った。
なお先週、USA Todayのサフォーク大学が実施した最新の世論調査では、有権者の67%がバイデン大統領の再出馬を望んでいないと回答した。(ちなみにトランプ氏は69%だった)
ミラー氏はメーガン妃とともに、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム知事なども「ワイルドカード候補になる可能性がある」との分析を示した。