ファッション界最大の祭典「メットガラ」で、今年こそレッドカーペットデビューを果たすとみられていたメーガン妃だが、残念ながら実現しなかった。
マンハッタンにあるメトロポリタン美術館で、毎年5月の第一月曜日に開催されるファンドレイジングイベントには、毎年600人もの一流セレブが訪れる。イベントは、ホストを務める米Vogue編集長のアナ・ウィンター氏らによる完全招待制で、チケット代金は、1人あたり5万ドル以上(680万円)とも伝えられている。
今年は、フィランソロピストとして活動するメーガン妃とヘンリー王子の出席も噂されていた。見送られた理由についてミラー紙は、チャールズ英国王の戴冠式のスケジュールが影響した可能性があると伝えている。
ヘンリー王子は明日、ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われる戴冠式に、単独で参列する。一方のメーガン妃は、同じ日に4歳の誕生日を迎える長男のアーチー王子と過ごすため、カリフォルニア州にある自宅にとどまると報じられている。
これに加え、ミラーは、警護の問題を指摘。夫妻は2018年のアカデミー賞授賞式に招待されていたが、安全のリスクを理由に実現しなかった。
名物編集長の判断?
1995年からガラのホスト役を務めるアナ・ウィンター氏が、メーガン妃の出席を拒んだと、一部で噂されているが、逆の見方をする専門家も。
あるPRの専門家はミラー紙に、ガラの常連キム・カーダシアンの名を挙げつつ、Vogueがメーガン妃のように「物議を醸す人物を招待するのは、理にかなっている」と指摘。2人の出席は「メディアの注目と、広告主の出稿費を保障するもの」と説明し、「結局、一番大切なのはお金」だと語っている。
なお英国出身のウィンター氏は、過去にメーガン妃のファッションセンスを絶賛している。結婚式に着用したドレスについて「洗練されており、シック。成熟している」と賞賛した。また、2019年にニューヨークで開催されたウィメン・イン・ザ・ワールド・サミットでは、メーガン妃のパンツスーツスタイルを称えたほか、外国の公式訪問で着用する服は、その国に対する敬意が示されており、「英国王室に近代化をもたらした」と語っていた。