発売を前に、衝撃の内容が次々と報じられているヘンリー王子の回顧録「スペア」。USウィークリーは、ヘンリー王子は、メーガン妃とエリザベス女王が初めて対面した時のことを振り返り、服装に関して、後悔の念を示したと明かしていると報じた。
二人が初めて対面したのは、交際が始まって間もない時期だったという。ヘンリー王子はこの日、メーガン妃をベアトリス王女と、王女の母サラ・ファーガソン氏と引き合わせるため、王室の邸宅「ロイヤル・ロッジ」に立ち寄る予定だった。当初、女王と面会する計画はなかったが、教会から宮殿に戻る途中で、邸宅に立ち寄るという話を聞きつけ、急遽予定を変更した。
これを知ったメーガン妃は「楽しいわね!グランマ大好き」と答えたという。これに対しヘンリー王子は「通常の”家族の顔合わせ”」ではなく「女王に会う」という点を強調しつつ、カーテシー(お辞儀)の作法を知っているかを尋ねたが、メーガン妃が知らなかったため、ファーガソン氏が即席で、カーテシーのレッスンを施すこととなった。
ヘンリー王子は、邸宅を訪れた女王が、明るい色のドレスとペアのハットをかぶっているのを目にし、「ジーンズと黒のセーターを着ているメーガン妃を見て、後悔した」という。また自身も、くたびれたズボンを履いていことを「残念に思っている」と振り返った。
ヘンリー王子は、「うまくいった」という感触を得た。女王は20分ほどでその場を去ったが、「メグと視線を合わせ、手を振り、あたたかい笑みを浮かべた」とその時の様子を綴っているという。
メーガン妃も、昨年配信されたNetflixのドキュメンタリー番組「Harry & Meghan」のエピソード2で、女王との初対面を「一大事だった」と語っている。
メーガン妃は、カーテシーを「メディーバル 、ディナー&トーナメントのよう」と中世スタイルのショーに例え、カメラの前でその場を再現してみせた。
両手を広げ、長々と深いお辞儀をした後、笑みを浮かべ「陛下、お目にかかれて光栄です」と挨拶をする姿に、ネットでは「英国文化を揶揄した」といった批判や、「隣にいたヘンリー王子が不快な表情を浮かべている」などの声が上がっていた。