エリザベス女王は13日、メーガン妃とヘンリー王子が英国とカナダの両国で暮らすことを認める声明を発表した。2人は先週、英国王室のシニアメンバーから退き、両国を行き来しながら経済的に自立した生活を送るとSNSで発表していた。
夫妻は長期計画として、カナダにセカンドホームを構えながら、米国に戻る計画を立てていると英デイリーメールが報じた。情報筋によると、メーガン妃は「トランプ大統領在任中には、戻りたくない。」と友人に語ったという。
メーガン妃は結婚前の2016年、米国のトーク番組で当時大統領候補だったトランプ氏を「敵対的」で「女性差別主義者」と批判しており、対抗馬のヒラリー・クリントン氏が敗れた場合は、ドラマ「スーツ」の撮影が行われていたカナダに移住すると語っていた。
トランプ大統領が昨年6月英国を訪問した際、メーガン妃は産休を取っていた。ポリティコによると、トランプ氏はメーガン妃の批判的な発言を知らされ、「彼女がそんなに嫌な女性だとは知らなかった。」と述べている。
トランプ氏は2人の王室からの離脱発表に関して、Foxニュースのローラ・イングラハム氏の番組で「大変残念だ。女王は素晴らしい女性だ。気の毒に思う。」と述べ、「このようなことは女王に降りかかるべきではない。」と遺憾を示した。
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夫妻の米国移住はすぐに実現するわけではないが、メーガン氏はロサンゼルスで育ち、母親のドリア・ラグランドさんも同地に住んでいる。情報筋は、彼らは声明で移住先を北米と発表したのは、一つの場所に定住するということではないとデイリーメールに語っている。