メーガン妃 国王宛ての書簡で、王室に潜む「偏見」に懸念表明

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メーガン妃は、チャールズ国王と交わした書簡の中で、王室内に人種に対する「偏見」があると主張していたという。

テレグラフによると、書簡は2021年、メーガン妃とヘンリー王子が、米司会者オプラ・ウィンフリーのインタビュー番組に出演した後に送られた。

メーガン妃は番組の中で、長男のアーチー王子を妊娠中、王室メンバーの中で「子供の肌がどれくらい黒いかを懸念する会話がなされたことを、ヘンリー王子から聞いた」と明かし、王室の中で人種差別的な発言があったことを示唆していた

インタビュー放送後、チャールズ国王は夫妻に当てた手紙の中で「両者の間に生じた溝に対する悲しみ」や、夫妻がテレビで「有害な主張をする必要性に駆られたことへの落胆」などを綴ったという。

メーガン妃は国王への返信の中で、感謝を示しつつも「無意識の偏見について懸念」を示していた。関係者は同紙のインタビューに、双方のやりとりは「温かみのあるトーンだったが、緊張を和らげるものではなかった」と指摘。チャールズ国王は、夫妻からの満足を得られず「さらなる中傷を防ぐことができなかった」と語った。

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なお書簡の中には、肌の色に言及したシニアメンバーの名前も記されていた。ただし、双方とも悪意のあるものでないと認識を示しているという。

夫妻は昨年12月公開されたNetflixのドキュメンタリーシリーズ「Harry & Meghan」や、今年1月に発売した回顧録「スペア」を通じて、王室の内部事情を赤裸々に語るなどしている。

戴冠式はヘンリー王子のみ出席

来月6日、チャールズ国王の戴冠式がウエストミンスター寺院で執り行われる。英王室は12日、ヘンリー王子は単独で式典に参列すると発表した。

メーガン妃の欠席について関係者は、この日はアーチー王子の4歳の誕生日と重なっており、「自身の家族を優先させたいという願望」から、カリフォルニア州の自宅にとどまる決断を下したと語っている。

テレグラフによると、戴冠式に関する出欠が発表される前、国王はヘンリー王子に直接連絡を取っていた。この時、「腹を割って話し合う」機会を持ち、2人の関係はスムーズになったという。

王室関係者はPageSixに、国王と夫妻の間で書簡のやり取りがあったことを認めつつも、「2年前のことで、戴冠式を欠席するという決定とは無関係だ」と語っている。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。