メラニア夫人はどこ?トランプ氏の起訴後のスピーチに姿見当たらず

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4日、ニューヨークの刑事裁判書で罪状認否を終えたトランプ大統領は、自宅兼リゾート「マール・ア・ラーゴ」に戻り、選挙キャンペーンスタイルの演説を行った。

約30分のスピーチの冒頭、トランプ氏は「私が犯した唯一の罪は、この国を破壊しようとする者から、恐れることなく守ったことだ」と豪語。自分は、最初から民主党による「不正な捜査の猛攻撃」を受けているとした上で、現在直面する数々の捜査に言及した。

ニューヨークの捜査について、マンハッタン地区検察のブラッグ検事を「失敗した地方検事」と皮肉り、犯罪者は大陪審の情報をリークした当の検事だとも非難。「これが現状だ。トランプ嫌いの裁判官に、トランプ嫌いの妻と家族、その娘はカマラ・ハリスのために働いていて、今やバイデン-ハリスのキャンペーンから金を受け取っている」と家族にも批判の矛先を向けた。

トランプ氏は、かつて不倫関係にあったとするポルノ女優ストーミー・ダニエルズ氏に支払われた「口止め料」をめぐり、業務記録を改ざんしたことによる34の罪で起訴された。

メラニア夫人はどこ?

演説の中盤、トランプ氏は家族に言及。「すばらしい仕事をしたここにいる息子(長男ジュニア氏)、すばらしい仕事をしたここにいるもう一人の息子(次男エリック氏)、ティファニーとイバンカ」と話し、「バロンはいつの日か偉大になるだろう。彼は背が高くて、賢いんだ」と加えた。「私にはすばらしい家族がいる。素晴らしい仕事をしてくれて、大変感謝している。彼らは地獄をくぐり抜けてきた」と感謝を伝えた。ただし、肝心のメラニア夫人への言葉はなかった。

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演説には、ジュニア氏とエリック氏夫妻、ティファニー氏が出席した。ニューヨークポスト紙によると、イバンカ氏と夫のクシュナー氏は、ユダヤ教の記念日、パスオーバーを祝うためにワイオミングで過ごしているという。

メラニア夫人はというと、ここ数日間、居場所が明らかにされておらず、同紙が会場で、「マイピローガイ」ことマイク・リンデル氏に尋ねたところ、「わからない。探してくる」といって、外に出て行ったという。

不倫が絡む事件だけに、メラニア夫人の動向に一層の関心が集まっているのかもしれない。今回起訴状に記されたダニエルズ氏と元プレイボーイモデルのカレン・マクドゥーガル氏との不倫は、トランプ氏がメラニア夫人との結婚からおよそ二年後、まだバロンくんが生後数ヶ月だった2006年のことだった。

2021年から2022年まで、バイデン政権でジル夫人の報道官を務めたマイケル・ラローサ氏はツイッターで、「元大統領夫人が彼のそばにいて、手を握り、無条件の愛情と支持を示すかどうかを待っていた」と夫人に注目していたと明かし、「その絵には大きな力があったはずだ」と投稿した。

ポスト紙によると、先週、トランプ氏が起訴されてからまもなく、二人はマール・ア・ラーゴで食事をする姿が目撃されたが、それが最後だという。

なお米大衆紙Peopleが先月報じたところによると、メラニア夫人は、この不倫を今も許しておらず、ダニエルズ氏や口止め料に関するいかなる話題も「聞きたがらない」のだという。同誌に語った情報筋は「メラニア夫人は夫の人格を分かった上で、自分の家族や親しい友人たちとの幸せな暮らしを維持しようとしている」と、夫婦間の距離を置いている様子を説明。「騒動に巻き込まれないうちに収束してほしいというのが彼女の考えで、トランプ氏に同情はしていない」と話している。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。