メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日、Memorial Day)とは、米国で兵役中に亡くなった人を追悼するための祝日。1886年にニューヨーク州ウォータールーで、南北戦争で亡くなった人を偲ぶため、墓地に花などを供えたのが始まりとされる。ウォータールーは1966年に、メモリアルデー発祥の地と宣言された。
1882年に現在のメモリアルデーと改称され、戦争で命を落とした兵士全員を称えるための日となった。連邦政府の祝日で、毎月5月の最終月曜日に定められている。
NYのメモリアルデーイベント
メモリアルデーの週末は、船で寄港した米軍兵士が各所でデモンストレーションやパレードを行う「フリートウィーク」が開催されるほか、夏の始まりの日として、海開きやコンサートなど各地で様々なイベントが催される。
海軍、アメリカ沿岸警備隊(Coast Guard)、海兵隊(Marine Corps)ら約2,600名が、キアサージ(USS Kearsarge)などの艦船でニューヨークに寄港。軍事デモンストレーションやセレモニー、イントレピットなどのツアーを一般市民向けに行う第31回フリートウィーク(Fleet Week)を行う。タイムズスクエアでは、タンクダイブやコンサートも開催される。
メモリアルデーおすすめイベント
- ブルックリンのベイリッジでは、27日午前11時より、第152回メモリアルデーパレードを開催。
- ニューヨーク・フィルハーモニックは、セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂(The Cathedral Church of St. John the Divine)で27日午後7時より、恒例のメモリアルデーコンサートを開催する。(入場無料)
- ブルックリンのサンセットパークにあるグリーン・ウッド・セメタリー(Green-Wood Cemetery)では、27日の午後2時から5時まで恒例のメモリアルデーコンサートを開催する。
- イントレピッド博物館では、24日から始まるサマームービーで恒例の「トップ・ガン」を上映。
- 週末はThe Freedom Party NYCや、KRYTERIA Boat Party NYCなどクルーズツアーや各種パーティも開催される。
- コニーアイランド(Coney Island)や、ロッカウェイ・ビーチ(Rockaway Beach)では海開きが行われ、海水浴シーズンがスタート。
- 週末にブリックリンで開催されるスモーガスバーグのフードマーケットやフリーマケット、25日開催のクイーンズやブロンクスのナイトマーケットで、旬のローカルフードに舌鼓。
- 自由の女神のあるリバティ島では、新たに「自由の女神ミュージアム」(Statue of Liberty Museum)がオープン。1886年完成当時のトーチが展示されている。
- メトロポリタン美術館(Camp: Notes on Fashion)や、ホイットニー美術館(Whitney Biennial)、グッゲンハイム美術館では今月に入り続々と新たな展示会がスタート。
- グランピングが楽しめるガバナーアイランド(Governors Island)や、ニューヨーク市初のアウトレット「Empire Outlets」がオープンしたスタテン島へのプチ旅行。
- ルーフトップバーでカクテルを楽しんだり、地ビールめぐりなどもおすすめ。