メトロポリタン美術館で『源氏物語』展覧会

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ニューヨークのメトロポリタン美術館では、源氏物語の大規模な展覧会「The Tale of Genji:A Japanese Classic Illuminated」開催中。

Matsuoka Eikyu GENJI
『宇治の宮の姫君たち』 松岡映丘筆 Matsuoka Eikyū (1881–1938) The Uji Princesses (Uji no Miya no himegimi-tachi) Taishō period (1912–26), 1912
Pair of six-panel folding screens; color on silk Himeji City Museum of Art, Hyōgo Prefecture

1,000年以上前の平安時代に書かれた紫式部の小説「源氏物語」は、54帖から構成され、主人公である光源氏の生涯を通じ、恋愛や権力闘争、また光源氏の子孫を描く。
展覧会では、源氏物語を題材に、何世紀にもわたり作家や画家、漫画家によって創作された作品を紹介。国宝・重要文化財を含む日米国のコレクションより120作品を展示。多くの作品は、海外での展示が初めてとなる。

注目は、2つの国宝、静嘉堂文庫美術館が所蔵する琳派の俵屋宗達(1570-1640)による「源氏物語関屋澪標図屏風」と、大和文華館の一字蓮台法華経。

紫式部が、物語の着想を得たという石山寺のポートレート作品も展示される。石山寺には、紫式部源氏の間が展示されている。

最後のセクションでは、大和和紀氏の漫画「あさきゆめみし」の原画を展示。新たな世代にも引き継がれる源氏物語を紹介する。

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キュレーションは、ハーバーバード大学とメリッサ・マコーミック(Melissa McCormick)教授とメットのジョン・カーペンター(John T. Carpenter)氏らが監修した。

期間:3月5日から6月16日まで
場所:Galleries 223–32, Floor 2
公式サイト

Mashup Reporter 編集部
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