LAで「メキシコへ帰れ」と91歳男性への殴打事件

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7月4日の独立記念日に、路上を歩いていた91歳の男性が、女性にコンクリートのレンガで暴行され、負傷する事件が発生した。
ロドルフォ・ロドリゲス(Rodolfo Rodriguez)さんは、カリフォル二ア州ウィロウブルック(Willowbrook)に住む家族に会うため、毎年2回メキシコのミチョアカン州から同地を訪れている。昼食後にはいつも近所を散歩しており、近所では顔なじみだった。

事件発生の日、ロドリゲスさんは、少女を連れた女性とすれ違った際、女性からコンクリート製ブロックで殴られた。その後、女性は男性のグループを呼び、ロドリゲスさんが地上に倒れるまで暴行を加えたという。

10日夜、ロサンゼルス郡保安局は、暴行した女性、Laquisha Jones容疑者(30)を逮捕した。

CNNによると、車で通りかかったミスベル・ボルジャス(Misbel Borjas)さんは、女性がコンクリートブロックで何度もロドリゲスさんを殴る姿を見たという。その際「自分の国へ帰れ、メキシコに帰れ」と罵るのを聞いたと語っている。携帯のビデオで撮影しようとしたら、同じコンクリートを投げ、車にぶつけようとしたと述べた。
ボルジャスさんが投稿した動画には、男性が血まみれになっている姿が映っており、170万回以上再生されている。別の投稿にはブロックを持った女性の姿を見ることができる。

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Posted by Misbel Borjas on Thursday, July 5, 2018

ロドリゲスさんは、CNNの取材に対し、女性がコンクリートを拾い上げたのは覚えてないが、何度も殴られたことを記憶しているという。女性は男性のグループに向かって走っていき、ロドリゲスさんが娘を連れ去ろうとしたと伝えた。(ロドリゲスさんによると、すれ違っただけで、ぶつかってはいないと主張している。)
その後、男性が女性に加担し、血を流して倒れるまで、蹴るなどの暴行を加えたという。「長年生きてきたが、こんな暴行を加えられたことはない。」と涙ながらに語っている。

ロドリゲスさんは、顎や頬骨、2本の肋骨などを骨折。また顔や背中、腹部にも負傷を負っている。現在、ロドリゲスさんの家族は、治療費をカバーするためのGoFundMeキャンペーンを開始した。1万5千ドル(約165万円)のゴールに対して、25万ドル(約2,500万円)が募られている。(7/10現在)

家族は、容疑者に心当たりがあるというが、「祖父の正義のため、警察によって逮捕されることを望んでいる。」と述べていた。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。