ウォルマートに鉤十字付きマスクの客が来店→全店出禁に

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ミネソタ州マーシャルにあるウォルマートで25日、ナチスのかぎ十字のマークがついたマスクを着用したカップルが買い物に訪れた。

Facebookに投稿された動画では、2人がレジで、トイレットペーパーなどを購入する様子が撮影されている。周囲から注意を受けると、女性は「社会主義がここアメリカで起ころうとしている。」と発言。周囲に向かって中指を立てるなど、挑発的な仕草をする様子が映されている。

かぎ十字マスクの理由について、女性は、自身はナチスではないとしつつ、「バイデンに投票すると、こういうことになるというのを伝えようとしているのだ。社会主義だ」と述べた。

CBSニュースによると、地元の警察は、59歳の男性と64歳の女性に出入り禁止の通知を発行した。2人は少なくとも1年間、すべてのウォルマートで入店が禁止されるという。

ウォルマートは声明で「マーシャルの店舗で本日起きたことは、容認できません。われわれは、すべてのお客様に快適な買い物の環境を提供するよう努めており、われわれの事業のすべての点で、いかなる形の差別や嫌がらせを許すことはしません」と発表。続けて「我々は、ご自身の安全と周囲の安全のため、入店する全員にマスクの着用を求めています。一部の人が、パンデミックを利用して、お客様と従業員につらい状況をもたらしたことは、非常に残念です。」と述べた。

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ミネソタ州のティム・ウォルツ知事は先週、州全域で、店舗やレストランでのマスク着用を義務づけると発表した。25日はこの規則の施行初日だった。

ウォルツ知事は、2人について「単純に、恥ずべき行いだ。容認してはならない、憎悪に満ちた振る舞いに対して、立ち上がった周囲の人々に感謝する。」と声明を発表した。

CBSによると、マーシャルの人口は1万5,000人程度。人種は白人が多いものの、過去40年で多様化が進み、ヒスパニックや東アフリカ、アジア人の移民が増加している。ユダヤ人コミュニティは非常に小さいという。

マーシャルのロバート・バーンズ市長は地元テレビ局に、「これを見たときはショックだった。」と述べ、「現実だと思えなかった。ただのソーシャルメディアのイベントのために仕組まれた何かではないか、と最初に思った。」と語った。

ビデオは現在、26万回再生されており、3,000件以上のコメントが寄せられるなど、大きな反響を読んでいる。

Mashup Reporter 編集部
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