ニューヨークで年収65万ドル(約9,000万円)の人が、フロリダ州のマイアミに引っ越した場合、約19万5,000ドル(約2,700万円)節約することができるという。Foxニュースが、金融情報のサービスプロバイダー、スマートアセット社の分析を元に報じた。
ニューヨーク州では、連邦税や州税、地方税を合わせた実効税率は約45%で、全米の主要都市の中で最も高い。所得税を徴収しないフロリダ州では、実効税率は約35%に下がる。なお年収15万ドル(約2,000万円)の場合でも、5万ドル(約700万円)節約できるという。
生活費に関して、マンハッタンは主要都市の平均に比べ137.6%高いが、マイアミは22.8%だった。
フロリダ州へ流入
全米不動産業者協会(NAR)の発表によると、2022年にフロリダ州に移住した住民の数は、31万9,000人だった。2021年7月から2022年7月までの全米の人口増加率0.4%に対し、フロリダ州は1.9%だった。
一方、ニューヨーク州の人口増減率はマイナス0.9%(約30万人減)で全米で最も減少した。なお人口最多のカリフォルニア州の減少率は、マイナス0.3%(34万人減)だった。
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