MTA(メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティー)は21日、落書きを消去するため、グラフィティが描かれた電車を撤去したと発表した。
ニューヨーク市警慈善協会(NYC PBA)は、「あなたの近くの駅では、70年代や80年代のようなことが、現実のものとなっている。衰退の真の兆候だ。」と撤去された電車の動画をSNSに投稿した。
ニューヨークポストによると、昨年発生した落書きによる器物破損行為は、5年前の200件から3倍ちかい537件へと増加した。2018年は619件発生している。逮捕者は減少しているが、落書きに関する通報は、2015年の13,560件から、2018年には21,006件に増加しているという。
落書きの消去にかかった費用は、2016年の13万1,549ドルから、2018年は61万956ドル(約6,700万円)へと増加した。
MTAは落書きは減っていると述べており、PBAによるツイートは、警察組合と市政の間の緊張の高まりを示していると地元メディアNY1に語っている。