「ナンシー、お前もか」英大物司会、バイデン氏の撤退をシェイクスピア劇に例え

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バイデン大統領に選挙戦からの撤退を働きかけたとされる民主党の重鎮ナンシー・ペロシ下院議員。4日に放送されたCBSのテレビインタビューで、ワシントンやリンカーンらと並んでラシュモア山に刻まれるべき偉大な大統領と主張したことに、保守派のテレビ司会者が噛みついた。

撤退は求めていない

ペロシ氏は、司会のレスリー・スタール氏から、どのようにバイデン氏を説得したか尋ねられると、「これまでに大統領との会話を公にしたことはない」と回答。「あなたが、”プレッシャー・キャンペーン”のリーダーであると報じられています」と念を押されると、「私は誰にも電話していない」と繰り返した。

ペロシ氏は、バイデン氏の衰えを「目にしたことはない」と述べつつ、「重要なのは、われわれはもっと好戦的な選挙戦をしなければならないことだ」と主張。さらに、バイデン氏は「非常に重要な米国大統領で、ラシュモア山の類」とその功績を称えた。

ブルータスに等しい

英国の大物司会者、ピアース・モーガン氏はニューヨークポスト紙のコラムで、「ペロシがブルータスと同じ行為を働いたのは、ワシントンでの公然の秘密」「彼女は彼の政治生命を奪った」と非難。「非常に残酷なやり方だったため、関係者はバイデンは彼女を決して許さないだろうと語っている」と明かした。

「彼女の正体は、非情で狡猾、無慈悲、不誠実なブルータスの女性版」と述べ、インタビューでラシュモア山に加えるよう主張したのは、「厚かましい」だけでなく「二枚舌」だと批判。誰にも電話をしていないというペロシ氏の言い分には「マイケル・コルレオーネが、ライバルのマフィアのボスを殺したことはないと言っているのと同じ」「大笑いした」と皮肉った。

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「自分のゲームが終了したことに気がついたバイデンが何を言ったかについて、まだ記録はない。ただそれが、”ナンシー、おまえもか?”であったとしても私は驚かないだろう」と締めくくった。