デブラシオNY市長 ヘイトクライム防止対策を発表。反ユダヤ主義の犯罪増加受け

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ユダヤ教徒を標的にした憎悪犯罪が頻発していることを受け、ニューヨークのビル・デブラシオ市長は29日、警察官の増員や中高生を対象とした憎悪犯罪に関する教育カリキュラムの実施など、犯罪防止に向けた一連の対策を発表した。

ユダヤ教徒の祭日ハヌカ(Hanukkah)の期間中、ニューヨーク市ではユダヤ人への憎悪犯罪が9件発生した。さらに前日には、ニューヨーク州近郊のモンシーにあるユダヤ教指導者の自宅で5人が刺される事件が起きた。

デブラシオ市長は会見で、「モンシーへの攻撃は、われわれへの攻撃である。地理的に近郊であるだけでなく、モンシーのコミュニティは特にブルックリンのコミュニティと深いつながりがある。」とモンシーの刺傷事件に言及。「自分が何者か、表現を恐れなければならない。そんなことを許してはならない。われわれはそれを、ニューノーマルにさせてはらなない。」と述べ、「憎悪犯罪という言葉は、それがもたらす現実を完全に捉えていない。それは、単なる身体的な攻撃ではない。憎悪犯罪はわれわれの社会、民主主義、価値観への攻撃となのだ。」と語った。

安全強化対策として、ボロー・パーク、ミッドウッド、クラウンハイツ、ベッドスタイ、ウィリアムズバーグのエリアの警察官の増員とパトロールを増強するとともに、ライトタワーと監視カメラを増設する。

また異なるコミュニティリーダーや聖職者、活動家同士が協力し、草の根で犯罪につながる問題の発見や対応を行う取り組みを開始するほか、これらの地区の公立学校で、憎悪犯罪に関するカリキュラムを導入すると発表した。

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デブラシオ市長は会見後、ブルックリンのグランド・アーミー・プラザで行われたハヌカメノラーの点灯式に出席。「ニューヨーク市は、ユダヤ人コミュニティへの攻撃を決して容赦しない」と述べ、「これから、ニューヨーク市警察が人々を守り、バックグラウンドの異なるコミュニティのメンバー同士が協力して、若者の教育を助けていくことになる」と語った。

Bill de Blasio
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Mashup Reporter 編集部
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