ニュージャージー州のフィル・マーフィー知事は4日、最低賃金を15ドルに引き上げる法案に署名をした。
2024年までに最低賃金を現在の時給8.85ドルから時給15ドルに段階的に引き上げる。なお7月1日には10ドルに引き上げる。
同日朝、マーフィー知事は「長い間、多くのニュージャージー州の住民たちが、生活費の上昇に見合わない賃金で、生きるのに苦労をしてきた」と語り、署名することをツイッターで宣言した。
ある調査結果によると、ニュージャージー州の住宅費は全米で10番目に高い。
CNBCによると、同州の商工会議所は引き上げに反対をしなかったが、より長い引き上げ期間や、より多くの事業が免除対象となることを要望していた。また経済状況が悪化した場合、賃金上昇を一時的に停止する規定を求めたが、法案には反映されなかった。
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これまでにカリフォルニア州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、ワシントンD.Cで時給15ドルへの引き上げが法制化されている。
連邦レベルでは、下院民主党が1月16日に、連邦最低賃金を現行の時給7.25ドルから15ドルに段階的に引き上げる法案を提出している。