トランプ氏 激戦6州でバイデン氏をリード、ロバート・ケネディ・ジュニア出馬は追い風に

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激戦6州の有権者を対象に実施した2024年の大統領選に関する最新の世論調査では、トランプ氏が前回に続いて6州すべてで、バイデン氏をリードしていることがわかった。

調査はレッドフィールド&ウィルトンとテレグラフが、12月28日から30日にかけてオンラインで実施。アリゾナ州・フロリダ州・ジョージア州・ミシガン州・ノースカロライナ州・ペンシルベニア州の有権者6029人から回答を得た。同調査は10月以来3度目。

2020年大統領選では、バイデン氏がアリゾナ州とジョージア州、ミシガン州、ペンシルベニア州の4州を制した。フロリダ州とノースカロライナ州ではトランプ氏が勝利した。

トランプ氏のバイデン氏に対するリードは、アリゾナ州で7ポイント(41%-35%)、フロリダ州11ポイント(45% – 34%)、ジョージア州8ポイント(42% – 34%)、ミシガン州2ポイント(39% – 37%)、ノースカロライナ州4ポイント(37% – 33%)、ペンシルベニア州1ポイント(40% – 39%)。

ただし、フロリダ州とミシガン州を除く4州では、前回よりバイデン氏に差を縮められた。

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6州の有権者が最も重要視するとした分野は経済で、経済政策における信頼でも、トランプ氏がバイデン氏を各州で4ポイントから16ポイント上回った。

候補者には無所属および第3党も含まれ、無所属から出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏は各州で10ポイント前後の支持率を獲得した。

ケネディ氏の参加は、トランプ氏よりもバイデン氏の票に影響を与えている。

2020年大統領選でバイデン氏を支持したが2024年はケネディ氏に投票するとした有権者の割合は、6州でトランプ有権者のそれを上回った。フロリダでは、両者の差は3倍を超え(13% – 4%)、ジョージア州では6倍以上(13% – 2%)に達した。