31日、タイムズスクエアで毎年恒例の年越しカウントダウンイベントが開催された。ニューイヤーズイブのボールドロップは、主催団体によると100万人(専門家によると約10万人という説も)が見学に訪れると言われるニューヨークの一大イベント。
当日の天気は曇りで日中の最高気温気温は7度。例年に比べ過ごしやすい気候に加え、韓国の歌手グループBTS(防弾少年団)やポスト・マローンなど人気アーティストのパフォーマンスを見るため、早朝から多くの観客が会場に詰め掛けた。なかには朝5時半過ぎに現地に到着した人もいたが、会場入りできたのは午前9時くらいだったという。午前11時には、既に大勢の人々で会場が埋まっていた。
海外からの参加者も多い。ボリビア出身の女性は、ここで様々な国の人と知り合い、同じ瞬間を共にすることでききる。一生に一度の思い出として来て良かったと語った。カナダから家族で訪れた少女は、BTSの大ファンだという。参加を決めた時は知らなかったが、BTSを見ることができ本当にラッキーだと笑顔で答えた。
日本人の姿も多く見られた。米国に留学中のグループや旅行サイトで参加者を募った団体、世界一周の旅仲間、高校時代の同級生のグループなど様々な人々が参加した。
タイムズスクエア周辺はブロック車両や鉄の柵で塞がれ、至る場所で警察官や爆発物探知犬が警備を行う姿が見られた。今年は初めてドローンによる監視も行われ、ニューヨーク市警察は「大みそかのタイムズスクエアは地球上で最も安全な場所となる。」と発表した。
今年は、X・アンバサダーズ、ポスト・マローン、BTS(防弾少年団)、サム・ハント、ペドロ・カポ、アラニス・モリセットらがライブパフォーマンスを行った。
カウントダウンと共に約1.3トンの紙吹雪が空を舞うと「ハッピーニューイヤー!」の掛け声と共に辺りは熱狂の渦に。キスやハグで新年を祝い、中にはプロポーズを行うカップルも。