マンハッタンのジャビッツセンターでは、3月31日から9日間にわたりニューヨーク国際オートショー(New York International Auto Show)が開催された。ニューヨークのオートショーは1900年から続く歴史ある展示会で、規模も米国最大級。主催者の発表によると、今年は1000台が展示され、約100万人の来場者数を見込んでいる。
今回のショーは、北米のSUV市場の人気を反映し、各社から様々なタイプのSUV車が多数登場した。トヨタからは、北米のコンパクトSUV分野のベストセラーモデルRAV4に、5世代目となる新型が登場したほか、スバルは新型フォレスターを世界初公開。キャデラックからは、同社のSUV市場開拓の重要なモデルとなるコンパクトサイズのXT4が登場。今回新たに発表したCT6の新型CT6 Vスポーツとともに注目を集めた。フォルクスワーゲンはアトラスの5人乗りバージョンやピックアップトラック型の新コンセプトカーを披露。一方、セダンでは日産が新型アルティマを投入。来場者の目を引く新たなデザインで、自動運転技術「プロパイロット」が搭載される。ジャガーからは、ピュアEVのI-Paceが北米に初めて登場。同社は、今回のオートショーで、Waymo(ウェイモ)とのパートナーシップのもと、自動運転の配車サービスの実現に向け、Waymoに2万台のSUVを供給することを明らかにした。